1.中学校におけるプログラミング学習の必修化について
中学校においてプログラムの考え方を学習する授業が必修化されました。その中には、センサーからの情報をもとにロボットを制御する楽しい実習なども含まれています。
プログラミングの必修化は単にプログラミングのスキルを身につけることが目的ではなく、プログラミングを通した「論理的思考力」や「問題解決力」を養成することが目的で、これは2020年に始まる大学入試制度の改革にも通ずるものがあります。
2.論理的思考力とは何?
論理的思考とは、物事を筋道たてて論理的に考えることです。物事を論理的に体系立て考えることで、全体像が把握しやすくなります。これは報告書や資料の作成、会議やプレゼンテーションなどのようなコミュニケーション能力にもつながるものです。
したがって論理的思考力とは、「自分が伝えたいことを相手にわかりやすく伝え、それにより自分が望んでいる成果を得るための能力」と捉えることができます。
3.プログラミングと論理的思考
プログラミングとは、コンピュータに対して「こうしてほしい」という事を「コンピュータにわかりやすく明確に説明する」事です。
コンピュータは人間から命令された指示を忠実に実行する機械です。したがってプログラミングとは、コンピュータにどんな処理をさせたいかを考え、そのためにどういう命令を与えるかを考え、その命令をどう伝えるかを考えることであり、それは論理的思考そのものであるのです。
4.ロボットプログラミングを通して論理的思考力を身につけよう。
信号の色が青→黄→赤に変わったり、歩行者用の信号が青になった時音楽が流れたりするのは、プログラミングの技術によるものです。他にもロボット掃除機や暗くなるとライトが灯る照明器具など、私たちの生活の中にはプログラミングの技術があふれています。
また、小学生や中学生が学習するプログラミングでは、何か具体的に見える形のものを法則にしたがって動作させて、試行錯誤で解決していく経験を続けると、より高い効果が期待されるようです。
ココラ塾のロボットプログラミング教室では、信号機のような初歩的なロボットから始まり、階段を登る二足歩行ロボットのような複雑な動きをするロボットまで様々なロボットをつくります。
ロボットを思ったように動かしてみるという具体的な課題を考える事で、遊びながらも楽しみながら思考力や論理的なものの見方を身につける事ができます。
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